アニメ、風が強く吹いている第18話『そして朝』のあらすじ・感想、
あと箱根駅伝ならではの細かいところの解説・考察になります!(ネタバレ注意)
Contents
画像はすべて、アニメ18話内のものです
「素人の言葉だ 惑わされるな」
「察しはつくずっと燻ってきた批判だ、気にしなくていい理由は2つ」「1つは留学生はずるいという理屈そのもの」
「ならオリンピックはどうする」
「身体能力に個人差があるのは当然だ、そのうえでなお、スポーツとは平等公正なものだ」
「不平を訴える者は、同じ競技同じ土俵で戦うという事がどういうことかわかっていない」「そしてもう一つ、かれらは勝てばいいと勘違いしている」
「日本人が1位なら、それでいいのか?」
「競技の本質はそこではない、たとえ俺が一位になっても、自分に負けたと感じればそれは負けだ」
「タイムも順位もめまぐるしく変わるこの世界で、何も持って一番なんて決められる?」
「それ以上に、大切にしたい理想や目的があるから走り続けているんじゃないか」
さすが、藤岡さん。
連覇を続けるチームのエース選手、明快に自分の意見を持っていますね。
連覇のプレッシャーを跳ねのけるには、自分をしっかり律することが大事なのかもです。
ハイジと藤岡は、高校は同じ陸上部だったという。そして、同じ六道大に進むはずだったというが…。
ハイジは2年間も故障に悩まされていた。
藤岡は、六道大は設備環境も整っていると誘うものの、
ハイジは「自分の体のことは自分がよく解っている」
そして・・
ハイジ「選手としては終わっても…」
藤岡「終わってない!!信じろ、自分を!」
だが・・・
ハイジ「そんなに強くないんだ、俺」
まだ全部は語られませんでしたね。ただ、ハイジの言葉遣いからすると、陸上部監督はハイジの親御さんかもしれません。
寛政大陸上部を、ハイジらしいいいチームと評する藤岡さん
「箱根で待つ!」
11月中旬の上尾シティハーフマラソンに出場。箱根の距離に近いので予行演習にちょうどよいという
ここでハナちゃんが提案!
ハナ「2人があれやりたいって、箱根の山は…」
ハナ「ハイジさんのあれ聞くと気合が入るって」
謝るタイミングを逃していた双子に、元の鞘に収まるよう促す・・・ハナちゃんできる子です。
そんな双子とハナちゃんに・・・
ハイジ「そんなにやりたいのか?おまえら」
すぐには乗らないハイジさんww
ハナちゃんが顔を真っ赤にしながら、双子の腕を無理やり掴み
「天下の険でしょ」
チームとして、ついに仕切り直しですね。
最悪なタイミングで、真実砲を出してくる記者さん
仙台J高校陸上部監督本人がわざわざ取材を受けたみたいですね…
ムサたちが気にしてはいけないですよ、と忠告
監督とハイジ・神童が、寛政大上層部の前で”土下座”!
監督は”土下座の田崎”と昔から言われていたらしい?ひとまず、報道が炎上することはなかったとか。
カケルに母親から電話が来る。やはりあの事件以来、うまくいっていないらしい。ヒートアップする母親に「箱根に出るから!」のカケルの一声で事なきを得る。
そして、ユキさんも「自分もうまくいってない、4年間帰ってない」ことを告げる。悩み共有も良かったですね。
また、給水が短距離部員が引き受けてくれることを神童が告げる。移動や宿泊の段取りもしてくれるとか。また、学連に提出する書類も神童がしていたとか。
神童がいなければ、どうなっていたことやら、昼夜問わず精力的に活動しているようです。
・・・
誰がどれか全てわかる人!
愛称が定着しすぎて、一部分からないですね。
1区王子
一同「!?」王子「勝負を捨てる気ですか?」
ハイジは説明する
「最注目のあの場所に立って、動ぜずにいれるのは王子だけ」
ユキがハイペースを懸念するも、ハイジは反動でスローペースになるかもとのこと。
2区ムサ・カマラ
ムサは白目でびっくり!ここはカケルが走るべきでは!?と反論するも
カケル「ムサさんは1万m29分前半で走る力を持っていて、他の選手とそん色はありません。それ以上に、ムサさんは誰よりもチームのためを思って引っ張ってくれた。2区はムサさん以外に考えられない」
このあと、神童に「腹をくくろう」と励まされ、決心します。
3区ジョータ
4区ジョージ
ジョータ「3区って海沿いだよね?俺、あのコース大好き!」
ジョージ「小田原で蒲鉾買ってくるからね!」
双子らしいですね。テンション上がってくるなら、彼らは大丈夫なはず
5区神童
ユキ「異議なし!」
山道であれだけの強さを見せていましたから、秘密兵器です。
6区ユキ
ユキ「俺が!?無茶言うぜ」
ハイジ「体感の強さ、重心の安定感はユキが随一。箱根の下りを乗りこなせるのは彼しかいない」
7区ニコチャン
8区キング
このあたりから、各大学バラけ、1人で走る場面も出てくる。シード権争いも激しくなる重要な区間だ。2人なら焦らず、確実にペースをキープできる。
キング「シード権取る気か?」
9区カケル
ハイジ「当然だ、そのための最重要区間」
「裏の2区、9区カケル」
なお、どうやら、六道大のエース藤岡も9区に当日変更の気配、カケルも気合倍増ですね!
10区ハイジ
10区は、俺が責任をもって〆る
頂点を見せてやる、いや、全員で味わおう
もう決まってからは、とてもめまぐるしい
クリスマスパーティーを経て
新年のお祈り、を経て
正月(1月1日、箱根スタートの前日)のお雑煮を経て
一気に当日の朝です
なお、この直前にも漫画を読んでいたマイペース王子
一気に頼りがいのある表情になってきました。
いよいよ、箱根駅伝スタートです。
全23話と聞いていますから、
残り5話、箱根駅伝じっくり掘り下げるのでしょう。
予告では3区ジョータまで出ていましたね!
レースが楽しみです!
根っからの箱根駅伝ファンなので、
どうしてもアニメでは描き切れないルール的なところや
実際の状況・実態を
Q&A方式で解説していけたらと思います。
A.普通なら1区ハイジ、2区カケルですよね
予選最下位通過、2本の強力な柱がいるというのであれば、常識的には2本の柱を最初の1区2区に並べて流れを作りに行く感じになると思います。
最後の9区10区に2本柱を置き、1区にスローペース用の選手を置くのはかなり博打と言える作戦です。
ただ、本気でシード権を目指すなら、9区10区に走力ある選手が残っていないと話にならないということでは、一理ある作戦かも?
A.六道大の1区とか4区とか、西京大の1区とか
ほとんどがあまり関係ないだろうなぁと思うのですが、一部に混ぜてくるのがずるいですね(苦笑)
六道大の1区「西山 顕」は、今年の箱根駅伝2019で1区区間賞の東洋・西山和弥選手、区間2位の中央大・中山 顕選手をくっつけていますねぇ。
4区藤田浩史は、駒澤大の4区旧区間記録保持者の藤田敦史選手を一文字変えただけですし、
5区林 尚人は、箱根駅伝2019の青山学院大のメンバー、林 奎介選手と竹石尚人選手を合わせているみたいですね。
動地堂大の4区「内山孝明」選手は、順天堂大で1990年代に箱根路を駆けた『内山孝之』選手と一文字違い
西京大の1区は、今年の箱根駅伝2019の東海大優勝メンバー、1区鬼塚翔太選手と7区阪口竜平選手を合わせていますね。ちょくちょく入れてるのが憎い
あとちょっと違いますが、5区のランナーに「瀬畑和訓」「瀬畑和誠」っておそらく兄弟(双子?)ランナーですよね。最近の箱根駅伝では双子や兄弟での出場も話題になることがあるので、そういうのも入れているのはナイスです
A.本来なら走っていい状況じゃないです
まずハイジの脚の状態ですよね。
レントゲンの写真からするとだいぶまずいことになっている感じですね。細かな解析は意味ないでしょうが、ひとまず半月板は損傷してる風な??痛み止めを打って走ると思うのですが、果たして大丈夫なのかどうか?
神童は、おそらく疲れからの風邪だと思いますが、ぶっ倒れてしまうので相当ですよね…
12月31日年末の除夜の鐘の時には神童はいるのですが、1月1日にお雑煮を食べるシーンに神童がいません。
そして、ユキと2人きりのシーンなので、おそらく当日のはず。
これが平坦の区間なら…時々箱根駅伝選手の後日談でも37度台・38度台の熱があったけど、区間中位でどうにか凌いだというのは聞いたことがあるのです。
ただ、山登りという区間でどうにか凌いだ例は・・・聞いたことがないんですよね。
原作でどうなっているかは、神童の終わり、ハイジの終わり、それぞれ見てから書きますが、無事に寛政大陸上部が箱根駅伝を走り切れることを祈るばかりです。