【ウマ娘元ネタまとめ】ROAD TO THE TOP第3話「走る理由」

ウマ娘新アニメーション、
ROAD TO THE TOP第3話「走る理由」が、公開されていました。

本編が公開され、そのハイクオリティ差に、とても感動した競馬ファン・ウマ娘ファンは多かったのではないでしょうか。

また、史実の競馬から、多くの元ネタ・小ネタが細やかに取り入れられています。

特に、知っておくと、エモいなぁと思うところを、中心に元ネタをまとめていきます。

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【ウマ娘元ネタまとめ】ROAD TO THE TOP第3話「走る理由」

今回は、夏合宿中心なので、レースは少ないですが、それでも少しずつあります

なお、先の展開や史実のネタバレを含むので、注意してください。また、一部に個人的な意見・見解も含まれています。

1話

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2話

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レース後、妹と対峙するアヤベさん

日本ダービーに勝ったアヤベさんですが、なにやら不穏な空気ですね。

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良かったね、お姉ちゃん

2人と走るの、楽しかった?

私を、忘れるくらい

さらに夏合宿中も

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良かったね、お姉ちゃん

ライバルができて、最高の舞台で一緒に戦えて

すごく楽しかった 幸せそうだった

1話2話でも触れていますが、競走馬アドマイヤベガの母親ベガは、双子を受胎しました。ただ、競走馬は双子は大成しないとのことで、受精卵で弱っていた方を、堕胎しています。

残ったほうが、アドマイヤベガとして生を受け、競走馬として活躍しています。

その経緯もあって、ウマ娘アドマイヤベガは、生まれてこれなかった、そしておそらく走るのが大好きだった妹の想いを背負って、走っています。

ただ、ダービーの最後の直線で、オペラオーとトプロに追いすがるときに”あの2人に勝ちたい”と、妹の事を一旦忘れて、無我夢中に追いかけていきました。

真面目なアヤベさんは、そのことに罪悪感を感じながらひたすら練習につぎ込んでいくのですが…。

結局、アヤベさんが、そういう妹像を造りあげているだけ。妹ちゃんのセリフも、純粋に祝福しているようにも取れる感じなんですよね。

このあたりはゲームウマ娘でのアドマイヤベガでのシナリオでも体感できるので、是非やってみてください

アヤベさんの左脚が痛む理由とは

ずっと罪悪感を感じ、謝りながら、練習をするアヤベさん。そんなアヤベさんに、度々左脚に激痛が襲います。

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そんなに謝らなくていいのに

楽しかったんでしょ?良かったじゃない

あ、でもお姉ちゃんの脚は、菊花賞までで…

アヤベさんの中に出てくる妹ちゃんまで、脚の事に言及。しかも、菊花賞後に、脚が壊れるようなことについての言及をしています。

実際の競走馬、アドマイヤベガは、菊花賞後に休養。年が明けても状態が上向かず、春も全休。秋以降の復帰を目指していましたが、左脚に繋靭帯炎を発症して引退しています。

つまり、菊花賞が最後に出場したレースになってしまいました。

そのあたりの史実と、この妹への罪の重さと合わせって、このような演出になっています。

そして、菊花賞がラストランと悟ったアヤベさんが…ちょっと壊れていってしまいますが…。とにかく菊花賞が行われる4話を見守るしかなさそうです…。

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オペラオーがグラサンをかけていた理由とは

夏合宿場面へ。みんなトレーニングに励んでいます。オペラオーは、直接の練習シーンでなくて、サングラスをかけて、高台から、トレーニングの様子を見物しています。

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ここに、何の元ネタがあるかというと、オペラオーのサングラスについてです。

このサングラス、テイエムオペラオーの主戦騎手である和田竜二ジョッキーがつけたことが最近あるのです。

今年の、新春の宴会芸で、日本ハム新庄監督”BIG BOSS”のコスプレをした場面だそうですが、まあ似てるかな?

こじつけじゃないか…と思われるかもしれませんが、ゲームウマ娘内で、和田竜二騎手の写真と酷似しているシーンって、いくつかあったりします。

ウマ娘】オペのこれすき - ウマ娘まとめちゃんねる

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ある程度、主観になりますが、視線・口角・ポーズと、これだけ似てるポイントがあると、サイゲームは、ある程度主戦ジョッキーだった和田竜二さんの写真を、参考にしていそうですね。

少し話が逸れますが、ゲームウマ娘内で、同じ和田騎手主戦の、ワンダーアキュートの育成シナリオの内に、テイエムオペラオーが登場します。

その時に、和田騎手がインタビューでオペラオーとの思い出を聞かれたときに、答えたコメントがそのままセリフとして出てきたりします(ここでは割愛)。

もし、ゲームをやる機会があれば、是非やってみてください。ウマ娘テイエムオペラオーには、和田騎手が元ネタになっているエピソードがちりばめられています。

トプロちゃんが教えてた9人のウマ娘ちゃんたちの元ネタ!

※まとめ中

ナリタトップロード主戦騎手渡辺さんが、現在調教師になっているので、指導するシーンがある

9人のウマ娘の子供というのは、ナリタトップロードのブルードメアサイアー(母父)として、9頭勝ち上がっているというところからきている

その可能性があるとのことです。

まだあった!トプロさんに、ウラライスが関わる理由!

今回も、ナリタトップロードに、ハルウララとライスシャワーが関わる場面が多かったですね。

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2話の考察の際に、
・ライスシャワー ⇒ ステイヤーで成績が似ている
・ハルウララ ⇒ 同世代
・ウララ&ライス ⇒ ウマ娘内で絡みが多い

としましたが、もう一つ大事なことがありました。

それは、3頭とも、負け続けても、諦めずに勝利を求め続けた点です

①ハルウララ…未勝利で有名になってから、掲示板内に何度も入っている

ハルウララは、高知競馬場で勝てない競走馬として有名になったのは、多くの方が知っていると思います。武豊ジョッキーが騎乗しても勝てず、最終的に113戦未勝利で、勝利を挙げることはできませんでした。

とはいえ、ハルウララ陣営は勿論、負け続けているのは良しとしていません。特に、キャリア最後の5戦は、2着1回、3着1回、5着2回と、掲示板内に4回入っています(勿論9~11頭立て)。最後まで勝利を求め続けているのですよね。

②ライスシャワー…93年天春~95年天春まで2年間勝ち星なし、ヒール役も受け持った

長距離が得意な競走馬に付けられる二つ名”ステイヤー”。ライスシャワーの代名詞ともなっています。1992年3000m菊花賞、1993年と95年の3200m天皇賞春と3度GⅠを制している名馬です。

また、菊花賞の際は、無敗の三冠がかかっていたミホノブルボンに勝利、93年の天皇賞春は、史上初の同一GⅠ3連覇がかかっていたメジロマックイーンに勝利しています。そのため、”刺客”と言われたり、また”ヒール役”として競馬ファンから扱われた面もありました。

そんなライスシャワーでも、その93年天皇賞春から、95年天皇賞春まで、スランプ・怪我などで丸2年間勝利から遠ざかっているのです。ヒールとしてみていた競馬ファンからは、”それだったら、何であの時(菊花賞・93年天皇賞春)だけ強かったんだ”と野次られたりしたこともありました。

それでも、何とか勝利をもぎ取ったのが1995年の天皇賞春。この時は、本命馬が不在の中、向こう正面から先頭に立って、そのまま押し切るという、非常に強いレースをして勝利をしています。この勝ち方に、一気の多くファンがついています。

③ナリタトップロード…2002年有馬記念、3年間GⅠ未勝利にもかかわらず投票1位選出

ナリタトップロードは、1999年菊花賞でGⅠ勝利しています。それ以降、2022年末まで現役を続けて、中長距離の古馬GⅠ戦線に数多く出場していますが、その後GⅠ勝利を挙げることができたなかったのですね。

それでも、ずっと上位戦線で懸命に戦っていました。今まで書いたように、小回りのコーナーが苦手、重馬場が苦手、直線が短いと伸び悩むなど、非常に不器用な面がありました。

それでも懸命に勝利を求め、挑み続けていたのも評価され、2002年有馬記念では、2000年から3年間、GⅠ勝利がなかったにも関わらず人気投票1位で、有馬記念出走に選出されているのですよね。

ハルウララ・ライスシャワー・ナリタトップロードと、勝ち星に恵まれなくても、懸命に価値を求めて試合に出続けて、最終的に多くのファンを得た競走馬…これが3頭の共通点になりますね。

勝ってなくても、トプロさんが大人気の理由は?

それにしても、本当にファンが多いナリタトップロード。

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皐月賞を制したテイエムオペラオー、日本ダービーを制したアドマイヤベガよりも、これだけのファンがついてるのですよね。

主人公だから…とかではなく、これだけ人気があったから、本作で主人公に選ばれたといっていいでしょう。なぜここまで人気を得たのかは、この世代の史実をもう少し紐解く必要があります。

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こちら、ゲームアプリウマ娘の画面の、イベントストーリー内にある場面になります。

アニメにも出てきている同世代4人ですが、右側に一人アドマイヤベガ、左側にテイエムオペラオーとメイショウドトウ、それぞれ別の道を歩んでいて、中心にナリタトップロードに光が差し込んでいる…という画像になります。

推察になるのですが、どうやらこの世代の進んだ道を示しているのではないかと言われています。アドマイヤベガは、先の通り、99年菊花賞後に、左脚を痛めて、それが最後の試合になります。

テイエムオペラオーとメイショウドトウは、古馬になってから、歴史に残る名馬に。00年~01年の中長距離GⅠを、この2頭何度もワンツーフィニッシュになっています。とはいえ01年後半は、さすがに衰えを隠せず、下の世代に勝てなくなり、引退します。

その中で、ナリタトップロードは、02年も現役続行。オペラオーとドトウを倒した下の世代とバチバチやりあっていて(GⅡで勝利したことも)、99年クラシック世代ファンからは、”やっぱりこの世代は強かった!”と、ナリタトップロードは大きな支持を得ます。

先の通り、勝てなくても長く挑み続けたということだけでなく、この世代で一番長くGⅠ戦線で上位で戦い続けていたことで、大きな人気を得たのですね。

合宿後の試合、レース名が出ていなかった!?

合宿後、菊花賞前に、ナリタトップロードとアドマイヤベガは試合に挑みます。

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結果は、アドマイヤベガが、クビ差でナリタトップロードを抑えて勝利。日本ダービーとほぼ同じような結果になります。しかも、アドマイヤベガは結構な不利な受けての勝利、ナリタトップロード陣営としては、ダービーと同じくある程度いい展開で、またも勝てなかったということで、歯がゆい思いを抱えますが…

ところで、このゴール地点での画像を見てもらったら分かるように、ゴール板が無地になっています。つまり、レース名が書かれていないのですね。これはなぜなのか。

元となっているレースは1999年10月17日に行われた京都新聞杯なのですが、翌年2000年から5月上旬の開催に変更されいています。なので、現在の時間軸にすると、該当するレースがありません。そのため、レース名の表記がなくなっています。

ウマ娘内のレースは、今現在の競馬界のローテーションで、当時のレースを再現しています。アニメ2期では、92年産経大阪杯(当時GⅡ)に出場したトウカイテイオーが、現在の大阪杯(GⅠ)に出場するといった場面もありました。

今回は、該当レースの開催時期が変更ということで、このような措置が取られたのですね。

光と影のトプロさんとアヤベさん

試合後のナリタトップロードとアドマイヤベガの会話シーンになります。

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ナリタトップロード「やっぱり、アヤベさんは強いですね。すごく悔しいです。だからこそ、あなたとまた勝負がしたい。菊花賞は。もっといい走りをして見せますから」

アドマイヤベガ「あなたの走りなんてどうでもいい。私はただ勝つだけ」

非常に印象に残るシーンですね。どこまでも純粋なナリタトップロードに、心身ともに壊れかけているアドマイヤベガが、目に青の炎の演出から、セリフを吐き捨てながら、通路の暗闇の奥に去っていくシーン。

何度も同じ話になりますが、2頭のその後の競馬歴からの演出になります。菊花賞で念願のGⅠを勝利して以降、長く戦い続け大変な人気を得たナリタトップロード。対して、菊花賞を最後に怪我が重なり表舞台から去ったアドマイヤベガとの対比になります。

さらに、亡くなった妹との演出も相まって…本当にアドマイヤベガと、そして最終話が気になる終わり方になりましたね…。

おまけ①:合宿後のオペラオーは??

そういえば、この夏合宿~明けのレースに関して、テイエムオペラオーがあまり描かれていません。

実は、ウマ娘アニメ1期で主人公の、スペシャルウィークと同じ試合に出ていることもあり、ちょっとだけ描かれています。

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左がテイエムオペラオーで右がスペシャルウィークです。…これ2人とも負けてしまったところを、やや逆テイストで描いています。

これは1999年10月10日に行われた京都大賞典の様子です。当時史上最強馬だったスペシャルウィークが、7着と唯一大きく外してしまったレース。テイエムオペラオーは、そのスペシャルウィークをマークしたが故に、仕掛けが遅れ3着となっています。

この時のオペラオー「マークする相手間違えた~~~💦」と言っていたり…。

最終話で、描かれるのかどうか、それとも演出上カットするのか、それは分かりませんが、ここで少し触れておきます。

おまけ②:求む!モブウマ娘ちゃんたちの元ネタ情報!

さて、ここまで何人か、名前のないウマ娘ちゃんたちの元ネタを紹介していますが、まだまだモチーフになっている競走馬が分からない子たちがいます。

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ここまでガッツリ絡んできているので、何かしらモチーフになっているとは思うのですが、よくわからないのですよね。

どちらも左耳に飾りがあるので、牝馬。もしかして99年の牝馬クラシック路線で活躍した競走馬かと思い、オークスなどの成績と見比べてみるのですが…。毛並みの色合いで、それっぽい気もしますが、決め手にかける感じかなぁ。

(99年桜花賞を制したトゥザヴィクトリーは、黄色のシャドーロールに、勝負服に一部青が入っている
同年秋華賞を制したブゼンキャンドルが、流星なしの黒鹿毛、ジョッキーがピンクの帽子をかぶっている

ので、繋げられない事はないけどどうでしょうか?)

もし、これじゃないかという情報があったら、コメント欄にお願いします!!

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