(アニメ)風が強く吹いている21話『さよなら、美しきこの世界』【ネタバレ・感想】/箱根駅伝ファンが本気解説・考察

アニメ、風が強く吹いている第21話『さよなら、美しきこの世界』のあらすじ・感想です。

あと箱根駅伝ならではの細かいところの解説・考察になります!(ネタバレ注意)

ついに箱根駅伝入りました。4年生の決意の復路、神童が必死で繋いだ襷を肩にかけ、6区ユキ、7区ニコチャンが懸命に前を追います!

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(アニメ)風が強く吹いている第21話

『さよなら、美しきこの世界』あらすじ&感想

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迎えた最後の日

まだ深夜ともいえる早朝、往路の寛政大を酷評する新聞記事に目を通すユキ。そこに病み上がりながら付き添いをする神童。

ユキ「寝てろ」

ユキ:不安だよ、坂で転ぶんじゃねぇかとか、靴紐が切れるんじゃねーかとか

神童:大丈夫ですよ、先輩は区間賞だって狙えますから

ユキ:もっとリアリティのある励まし方をしろよ

神童:先輩は、やると言ったことは必ず成し遂げる人なんです
司法試験も、箱根駅伝も

ユキ:試験と駅伝は違うだろ

神童:言ってください 狙うって、区間賞

ユキ:はいはい、狙いますよ…

神童:はい、もう大丈夫です

ユキ:昨日、こんな風にお前を支えてやることができたら・・・俺は役立たずだ

ユキさんが弱音を吐くのは珍しいですよね。神童が死ぬ気で繋いだ襷、何とか流れを引き寄せたいと思っても、やはりどういう走りになるか自分では分からないですものね。

ただ、神童さんうまいですね。支える役目となると神童さん、ある意味一番いいのかもしれません。順調にユキさんが朝のウォーミングアップを積み増す。

こちらは9区10区を担うカケルとハイジ。

ハイジがいないのを不審に思うカケル。ハイジがこの時間にジョグしないのは珍しいとか

すると、ハナちゃんが見知らぬ男と一緒に出てくる。慌てるジョータに、ハナちゃんはハイジの部屋から出てきた人と言う。

嫌な予感がしたカケルらは、慌ててハイジの部屋に

ハイジ:かかりつけのスポーツドクターだ

カケル:脚ですよね、何かあったんですよね。いつからおかしいんですか!!

ハイジ:自分のことに集中しろ、見せるんだろう、最高の走りを

んー、当日に見てもらうって間違いなく何かあるのでしょうけど…最後まで脚のことは周囲には明かさない。

分かっているカケルらに明かしたら、間違いなく止められるほどなのかもしれません。最終話で全部明かされるのでしょう

6区ユキ…カケルの世界を体感して

復路は、天気予報通り、雪の中のスタート。1位房総大から順にスタートを切っていきます。

ユキと神童は「「大手町で!」」と言い合い、復路一斉スタートへ

食らいつくユキさん、そして、本格的な下りに入るころには、
この5チームのグループの先頭に…

ユキ:怖がるな!!

そのペースは、平地の時よりも圧倒的に早い5㎞13分45秒!

カケルが「早すぎる、経験者じゃないとペースのコントロールが難しい」と心配するも…

ジョータ「信じようよ…ハナちゃんが言ってたんだ・・・あっ!」

自分で言って、慌てるジョータ、そして

ジョータ「ハナちゃんのこと好きだからね!」
カケル「知ってる」
ジョータ「なんで!?」

知らない人、いないでしょうけどねぇ(笑)

早いペースにユキはあることを思っていた

この5㎞が、1㎞あたり2分40秒ペース

ありえない、平地じゃ絶対出ないスピードだ

そんな速度で走れる奴なんて…… いた!!

これがカケルの走る世界…カケル、お前いつもそんな速度の中にいるのか

このまま走り続けたら、俺もお前みたいに…

違う!だめだ!俺には危うすぎる、俺は今日で終わる

俺には俺の生き方があるんだ

なあ、カケルよ あんまり遠くへ行くな

お前の目指す場所は美しいよ でもさみしすぎる

生きた人間には到底耐えられない程に…

ユキさんが、ここまでカケルのことを憧れていたのは意外…でした!

やはり目の前であれだけのスピードを見せつけられると魅了されるのでしょうね。そして、下りとはいえ、一瞬でもその境地を知れたユキさんは、幸せなのかも…?

そんなユキさんが思わず現実に戻った瞬間

ユキさんの、母親と再婚相手と義妹がなんと沿道で応援!!

4年間ずっと実家に戻っていたなかったユキは、授かり婚を告げられたときのことを思い出していました。

雪彦…お母さん再婚しようと思うの

あと…妹ができるの、あなたに

ユキ:ごめん、母さん

いや、ユキさんの気持ちもわかりますよ。ユキさんは、母親に苦労をかけさせないために、弁護士を目指していました。それが急に再婚、しかもデキ婚を急に告げられて、心の整理が付けられなかったのかなぁと思います。

最後、わだかまりも溶けて良かったですね。

そして、ついに次の中継所へ

ニコチャン:やると思った!!

ジョージ「ユキさん!すげぇよ!あと2秒で区間賞だよ!!」

ユキ「…永遠に縮まらない2秒だよ」

ニコチャンかっこいいし、ジョージのはしゃぎに「永遠に縮まらない2秒」と返すユキさんカッコいい。血で滲むシューズに、涙で画面が滲んだ視聴者もいたでしょう

ここまで無茶してくれて、ありがとう、としか…(涙

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7区ニコチャン…未練は全部この道に

スタート前

ハイジ「思う存分走って下さい、それだけです」

ニコチャン「シンプルだな」

ハイジウ「1㎞3分ちょっとをキープが理想です」

ニコチャン「楽じゃねーな、了解です」

ハイジ「すいません、楽をさせられなくて」

ニコチャン「…ハイジ、楽つーなら、走らないのが一番だ
ダイエットも禁煙だってそうだ
楽な道はない、決めた時からわかってたことだよ」

ハイジ「はい」

ニコチャン「まあ、見てろ 期待しなかった程度にな」

ニコチャンは、直後に走り出した東京体育大の選手と並走

監督からの「見た目13番、総合16位」に「ユキがあんなに走ってもか」と動揺するも

東京体育大の選手と抜きつ抜かれつの激走に!

ニコチャン:これだよ、こんな風に走りたかったんだよ!!

ここで、高校時代に挫折したニコチャン先輩の回想が入る

『平田、長距離は諦めて他へ移ったらどうかな

投てきとか、そっちのほうが活きると思うんだ』

先生は悪くない、ちゃんと見てたから言えたことだ

数字で勝敗が決まる以上、身体の適性も必ずある

でも、好きだったんだ、走るのが。

とことん走りたかったんだ できることなら

でも…気持ちが切れた

そして、陸上の道からは離れ、たばこを吸って自堕落な生活に…。タバコはニコチャンにとっては自傷行為だったのかもしれません。

走るのが好きなら、市民ランナーとして好きに走れば…と思うのは簡単。”速さ”を追い求めること以外で価値を見出すことができなかったのかもしれません。

そんなニコチャンがもう一度走り始めたのは…やはりハイジとカケルの存在が大きかった。

ハイジに巻き込まれるように走ることになり、カケルの「未練があるんですよね」という言葉に感化された…そして、この10人で、寛政大で箱根駅伝出場へ…

ありがとな、もう一度走らせてくれて

ありがとな、ほんとの事言ってくれて

ありがとな、一緒に走ってくれて

今日で俺は最後だ この世界は美しすぎる

でもいいんだ 愛情は変わらない

今もこれからも 走ることが好きだ 愛してる

未練は全部この道に置いていくんだよ!!

負けんなよ!

ムサ「あげましたよ、順位!」

鉄の味だ…

タイトル:さよなら、美しきこの世界

やはり最終走となるユキ&ニコチャンのことでしたね。ユキは、カケルの世界を体感してのこと、ニコチャンは心の奥底に押しとどめていた走りへの未練をぶつける…

ニコチャンの過去話と感謝の言葉は泣けましたわ。まあ、走るのが好きだというのに、投てきやれは辛いですわね…

それが、ハイジが箱根駅伝を目指す、と言われた時、密かに一番乗り気だったのはニコチャンだったのですよね。また走るきっかけをもらえたこと、嬉しかったのかもしれません。

そして、やや乱暴だったとはいえ、カケルがニコチャン先輩の走りへの未練を感化してましたよね。自分なりに、本気なりもう一度高みへ…

箱根予選会のボードに、寛政大陸上部の名前が乗って、一番うれしかったのはもしかするとニコチャン先輩だったかもしれません。そんなニコチャン先輩の最終走、美しくて泣けました…。本当にいい構成です。

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再び榊、ムサとキングがかけた言葉は…

7区⇒8区戸塚中継所のその直前

8区走者のキングと付き添いのムサに、東京体育大の榊が…

彼も8区の走者に選ばれていました。

榊「寛政大は今年で最後になりそうですね
だって、届かないでしょ シード権には
でも良かったんじゃないですか、来年を気にする必要がなくなって

キング「てめぇ、黙って聞いてりゃ」
ムサ「わかりませんよ、東体大だって、シード権ギリギリのところにいますよね」

榊「俺が全員抜いてやる 前へ行く連中は全部叩き潰す
中学の頃から、ここに立つことを信じて走ってきたんです
遊びで走ってる連中には分からないでしょうけど」

ムサ「遊びではない!
僕らの仲間が、昨日死ぬような思いでタスキを繋いだんです
あんな苦しい遊びがありますか あなたこそ知ってるはずです
正々堂々、走りで力を見せればいいでしょう!」

キング「まずは楽しもうや、うちの清瀬がよく言ってるよ
”速い”だけじゃダメだってな」

榊「綺麗ごとだ」

難しいところですね。確かにタイム決着する以上、シビアな争いであることも確か。試合中は榊が言っているような強い気持ちをもって、戦うことでしょう。また、主流であることも確かです。

ただ、寛政大のようなやり方の真剣さを完全否定するのもなぁという気もね。まあ、榊の場合カケルへの恨みもあるでしょうから、どうしても憎たらしい存在なのでしょう。彼の実力も気になるところ

藤岡とカケルの決意!…そこへ

さて、こちらでもライバル同士の動きが!

9区で鉢合わせすることになった六道大藤岡と寛政大蔵原カケル…

カケル「六道も全部予定通りとはいかないようですね」

藤岡「結末の見えている道を走っても面白くない
でも、何としても辿り着きたい道はある

蔵原、俺はここで区間新記録を出す

カケル「!」

藤岡「うちは優勝を義務付けられている
選手、人脈、指導者、施設、資金、全ての元に王者にあり、勝って当然の星の元にある

苦しいと思うか。苦しさはいずれ慣れるものだ。

だが、重い 重いんだ

俺は4年間、この重みに耐え、より強くなるために」

カケル「なら俺はその記録を塗り替えます。

藤岡さんが記録を持っていられるのは、多分10分くらいだと思います」

藤岡「六道は必ず勝つ!同時に俺は、自分自身に、蔵原、お前に勝って見せる 蔵原、お前は俺に何を見せてくれる」

このバチバチ感はいいですね!!4年間重みに耐え続け、最後の箱根の4連覇のキーマンとして走り出す男の決意、そこに真正面から走りで対抗するというカケル…

この2人の対決は楽しみ!前ちらっとふれたように、9区の区間記録は、原稿の区間記録より1分以上遅いものになっていますから、おそらくこの2人での対決…!どうなるか楽しみです。

そこへ…

ジョータ「カケル!キングさんが!!」

実況アナ「東体大1年榊が凄まじいスパート!平塚で先に繋いだ寛政大を、一気に抜いて突き放します。ルーキーの鮮烈なデビュー」

キング「くっそ、くっそ、くっそくっそ、くそくそくっそー…」

キングさーん、榊に「負けないように」してもだめっすよー!
榊は言うだけあると思います。カケルにあれだけ恨みを持っている
ということは、

カケルの暴力事件さえなければ、全国インターハイや全国的な駅伝でも
活躍で来てかもしれないくらいの力があるランナーだと思います。

ニコチャンから「負けんなよ」と言われてのことだと思いますが、
そういう風に、解釈しちゃいかーーーん!

自分との戦いへ、何とかして気づかせたいですね。

次回「寂しさを抱きしめろ」…というかあと2話!

来週は、8区と9区でしょうかね。8区はキングの過去回も含め、何とか自分の走りができるように、そして9区での六道大藤岡VS寛政大蔵原ですね。そして、六道大は優勝へ、寛政大はシード権へ、それぞれの目標へ向かって大事な区間になるはずです。

もうあと2話なんですね。最後、どうなるでしょうか。

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箱根駅伝ファンによるガチ解説

根っからの箱根駅伝ファンなので、
どうしてもアニメでは描き切れないルール的なところや
実際の状況・実態を
Q&A方式で解説していけたらと思います。

Q.意外と前と差がないですよね?

A.シード権とわずか4分差しかついてなかった!!そして第79回大会(2003年)と同じ…

復路スタートの時に映ったタイム差を見てピーンときたのですが、第79回箱根駅伝2003と復路のスタートが上位・中位校が全く同じなのですよね。

原作が出る2006年の3年前の大会であり、本作品通り雪が降った大会なのでこの大会が選ばれたのですが、タイム差がここまで同じなのはびっくり!

そして寛政大は、その時に往路17位の関東学院大と全く同じ位置…この位置ではシード権と”僅か”4分差!やっぱり神童さん、そんなに悪い走りではなかったです。あの状態で数分遅れただけとは…

勿論、シード権との差4分をひっくり返すのはここ十数年、本大会ではないことなので、厳しい差なのですが、思ったほど遅れてはなかったのでびっくり。

そして…9区10区にエースを残す、超復路攻撃型オーダーを組んでいる寛政大はまだチャンスはあります。

Q.復路一斉スタートのルールについてもう一度

A.ハイジさんの説明をもう一度聞いてみましょう

うちと房総大のタイム差は11分53秒、
10分後に一斉スタートすると言っても
端数の1分53秒が無くなるわけではない

最終的な順位は、往路のタイムに復路のタイムを
合計した総合タイムで決まる

復路では、見た目の順番とタイム上の順位が異なる場合が出てくるということ

復路を走る下位チームは、面倒なタイム計算を頭に入れて上位に挑んでいかなければならない

いろいろと面倒くさいことは置いておいて、

たとえば、7区のラスト、寛政大は東京体育大に競り勝っていますが、あれは見た目上の問題。実際の総合タイムで、東京体育大に勝つには、1分53秒以上引き離さなければならないのです。

シード権を争うにしても同じことです。つまり、1分53秒引き離してようやく総合順位を上げることができる。これを頭に入れて、9区10区のシード権争いを見る必要があります。

Q.六道大の6区の選手の演出がカッコいい!

A.今年まで青学大4年間6区を出走した選手のオマージュです!

六道大の6区のランナーに結構演出が入っていましたが、あれは青山学院大で、今年まで4年連続で6区を走られた、青山学院大の小野田勇次④選手の、出走前のルーティーンなのですよね。名前も「野田勇次」になってるし…

こういうところも、もっと研究すれば拾っていけるかもですね(笑)

6区の最初の5㎞のタイムおかしいですよね?

A.最初は上りだから本当は遅い、ここは一般人への演出上かな?

ちょっと箱根駅伝知ってる人は気づくと思います。山下りの6区なのですが、最初の5㎞は最高点目掛けて登っていくので…5㎞は16分前後くらいはかかるものなのですが…13分45秒は今のカケルが平地でも出せないかも??

ここは普段は箱根もほとんどみない人向けに、改変したのかもですね。

区間賞と2秒差のユキのタイムは!?

A.原作通りなのか、第79回大会と同じなのか??

あえて、あまり細かいタイムを見せない演出ですが、ここは気になりますよね。

原作では、区間賞が60分24秒、ユキさんは60分26秒でした。

なお、第79回大会の区間賞タイムは58分54秒なので、ユキさんは58分56秒相当に!?物凄いタイムになります。

最も、その次は60分27秒と差があるので、実況で真中大と寛政大が抜けているというところではこちらのほうが合うはず。どうなんでしょうね?

そういえば、4区以降の原作タイムを掲載していませんでした。

原作では

4区ジョージ:64分24秒区間11位
5区神童:?
7区ニコチャン:66分21秒区間12位

です。どうなるでしょうかね。

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