【まもなく放送開始!】2/12(火)この後24:00よりBS日テレにて第16話を、25:34より日本テレビにて第17話を放送!🏃♂️💨
まだ16話をご覧になっていない方も是非続けてご視聴下さい✨
16,17話あらすじはこちら→ https://t.co/4uAOnumELe#kazeanime pic.twitter.com/yVL7Vggm52— アニメ「風が強く吹いている」 (@kazetsuyo_anime) 2019年2月12日
アニメ、風が強く吹いている第17話『答え探して』のあらすじ・感想、
あと箱根駅伝ならではの細かいところの解説・考察になります!(ネタバレ注意)
Contents
(アニメ)風が強く吹いている第17話
「答え探して」あらすじ&感想
画像はすべて、アニメ17話内のものです
問1.優勝できないのに頑張る意味あるの?
双子「どうやっても、シード校には勝てない、優勝なんて不可能」
ある程度実力がついて、どういう実力が分かってきたのですよね。
ムサ「どう頑張っても無理なんですか?」
ユキ「無理だろ、タイムが証明してる」
ニコチャン「特に長距離はなぁ、実績が覆ることはそうそうぇよ」
ユキ「六道大の2軍でさえ、俺たちに強いよ」
ここで王子が発言します。
「でも、考えようによってはラッキー」
「どんなに頑張っても箱根に出られるのは一握りなわけですよね」
「その点、僕らは予選だけは通過できて、
願った通り、箱根を走ることができる」
「それだけでも羨ましいと思う人は大勢いる」
それに対して双子
ジョータ「勝てなきゃ意味ないじゃん!」
ジョージ「結果の分かってる試合なんてなんの意味もないじゃん!」
このあたり、ハイジさんの顔が映らないのが何とも…
カケル
「優勝できないから走れないってことはさ、
どうせいつか死ぬから、生きるのやめますってことか!?」
双子
「はい、カケルの屁理屈がでましたー」「ぷぷぷー」
「僕は死にませぇ~ん」
ヒートアップしてきたところ、ハイジさんが双子首根っこを掴んで「俺に質問したかったんじゃないのか?」
ハイジ
「確かに俺は頂点といった 優勝という意味ではない
今も探している、走ることの意味を」
最も、双子は拗ねて部屋を出ていってしまいます。
箱根駅伝のコースの下見も日もバックレてしまうことに
それに対して、予選会当日もうまく答えられなかったカケルは…
「予選は通過した みんなで箱根は走れる」
「みんなが決めたゴールには辿り着いているのかもしれません」
「でも、本当の頂点はそこじゃなかった」
「みんなともっと上を目指したい」
問2.10人しかいない、シード権を目指す意味もないのでは?
まだまだあります。カケルの力走もあって、ひとまず10人で下見に。
最後、往路ゴール(復路スタート)の芦ノ湖でまたまた東京体育大の榊と遭遇してしまいます。
どんなに練習しても10人しかいない
風邪をひいたりしたら…シード権を獲ったとしても、卒業生がいる
選手がいないんじゃ、来年のシード権を獲る意味すらない思いますよね、何のために走るのかって
大変ですよね。モチベーション維持するのって
もう、こいつ匿名で後援会入ってるだろ
冗談はさておき、
問いが解決していない双子が再び声を荒げます。
ハイジ「気にするな、誰も言い返さなかっただけ進歩としよう」
ジョータ「気にするよ!」
ジョージ「なんで言い返さないのあいつに!!」
ジョータ「答えてよ、自分が走る理由を!!」
ハイジは場所を変えて、丁寧に返します。
「榊君はこう言いたかったんだろう。
強豪校で、力のある選手と切磋琢磨することこそ、
競技者の在り方であり、走る意味なのだと」「でも、本当にそうなのか?
間違いと言い切れるのか、俺たちのしていること」「誰一人欠けるわけにいかないのは事実だ、反論の仕様のない」
「来年なんてそんな先のことも分からない」「共感するものがきっと後に続く…」
「そう信じて、今は全力で走ることしかできないんだ」「だから、彼に言い返す必要もないんだ」
「指摘を認め、それでも、前に進むしかない」
ハイジ「答えになってないかな?」
問3.留学生批判、日本人だけで頑張れに対して
さらに、ムサとカケルが、商店街の帰り、寛政大の箱根駅伝出場に関する一般人が…
「なんだ留学生入れてるのか」
「わかる、日本人で勝負してほしいやつな」
「大学が宣伝目当てで金出してるんだろ」
まあ、よくある留学生批判、
これまた衝動的に動き出そうとするカケル
ムサ「僕なら平気です」
カケル「だって、おかしいでしょ!みんな同じ選手なのに!!」
藤岡「蔵原、久しぶりだな」
なんと、六道大の藤岡が通りかかる展開!!
なお、この疑問は、原作では
予選会終了~結果発表の間にやり取りがあったのですが、
ここできましたね。箱根駅伝までの間、
色んな疑問をしっかり、この作品なりに答えを出してくれることでしょう。
箱根駅伝コース下見
さて、難しい問いばかりではなく、他の場面も!
下見の時の場面はいいですね。
鶴見中継所傍の歩道橋
戸塚中継所
箱根山の大平台
夕方の芦ノ湖
箱根駅伝ファンは、普段の光景をあまり知らないかもしれませんね。
一度見に行ってもいいかもですね。
次回「そして朝」を迎えるまで
他にもいろいろと動きありましたね。
入部希望者が現れますが
有名になり、入部届、また取材依頼も殺到しているようですね。
これ以上面倒を見れないということで新たな入部はなし、
取材も基本的には断り、予選前からのものは継続だそうですね。
下見の車の途中、ハイジはカケルに2区を走りたいかどうか問うと…
どの区間でも…道がある限り、全力で走るだけです
おそらく次回は、区間配置・戦略がハイジから発表されるはずです。
もしかすると、エースカケルは、2区以外かもしれません。
モヤモヤをハナちゃんにぶつけると…
芦ノ湖でのハイジの言葉を受けますが、
なんか言いくるめられたという双子だが…
私は素直に信じちゃえばいいと思うけどな
4年間ずっと我慢して考え続けて、
ここまで来た人の言うことだから、信じられるよハイジさんのかけてきた時間に比べれば、
私たちのあと2か月なんて、一瞬だよ
その一瞬で人生が変わるかもしれないんだよ
今は分からないとしても
ハナちゃんの言葉で、心がすっとしたのか、
この半年間のこと、ハナちゃんへの感謝を口にする双子。
ハナちゃんの涙は…
夏合宿中に、「見てるしかできない」と悩んでいたからでしょうか?
大学の総合病院に通うハイジさん
予選での負傷から、脚の状態が上向いていないのかもしれません。
まだまだ本選まで目が離せません!
箱根駅伝ファンによるガチ解説
根っからの箱根駅伝ファンなので、
どうしてもアニメでは描き切れないルール的なところや
実際の状況・実態を
Q&A方式で解説していけたらと思います。
実際、予選会から優勝ってどのくらいあるの?
A.僅か2校、アクシデント除くと実質1校
群雄割拠とはよく言われますが、
予選会から勝ち上がったチームが箱根駅伝で優勝するのは非常に稀です。
第73回(1997年)の神奈川大学
第89回(2013年)の日本体育大学
僅かに2度しかありません。
なお、神奈川大はもともと優勝候補であったものの、前年途中棄権のアクシデントで予選に回ったものです。
それを除けば、日本体育大の実質1校と言っていいでしょう。
今年の箱根駅伝では、歴代トップのタイムで通過した駒澤大が大健闘しましたが、
“3強”と言われていた、東海・青学・東洋には及ばず4位、難しさが分かると思います。
では、予選最下位通過チームの本戦成績は?
A.わずかながらシード権を獲得した例はあります
参加校が20校程になった第79回(2003年)からの
予選最下位通過チームと本戦成績をご覧ください。
2003年専修大 ⇒ 19位(最下位)
2004年国士舘大 ⇒ 17位
2005年帝京大 ⇒ 16位
2006年専修大 ⇒ 15位
2007年国士舘大 ⇒ 19位(ブービー)
2008年法政大 ⇒ 16位(完走校ブービー)
2009年青山学院大(増枠) ⇒ 22位(完走校最下位)
2010年亜細亜大 ⇒ 20位(最下位)
2011年専修大 ⇒ 17位
2012年順天堂大 ⇒ 7位(シード権獲得)
2013年東京農業大 ⇒ 17位(完走校ブービー)
2014年国士舘大(増枠) ⇒ 22位(完走校最下位)
2015年創価大 ⇒ 20位(最下位)
2016年上武大 ⇒ 20位(最下位)
2017年日本大 ⇒ 19位(ブービー)
2018年東京国際大 ⇒ 17位
2019年上武大(増枠) ⇒ 22位(最下位)
参照サイト:http://hakonesaijo.sakura.ne.jp/
ここ17年でシード権獲得は1度、
15位以内でも僅か2度しかないのですよね。
逆に、最下位が7度、ブービーを含めると11度が、下から2番目以内に留まっています。
やはり厳しい現実を突きつけられています。
そんな中、寛政大がどうやって戦っていくのか見ものです。
箱根の山の頂上がゴールではないの?
A.山登りの箱根5区は、最後の5㎞は下りです
これは、一般の人はあまり知らないことかもしれませんね。
山の登りの5区なので、ゴールするまでずっと上り続けるのかと思われがちですが、
15㎞過ぎ、国道1号線の最高点874m通過後は、下りや平坦な部分があります。この最後の5㎞で相当レースが動くこともあります。
なお、逆となる山下りの6区は、最初の5㎞は上りとなっています。
ハイジさんのノートの区間記録って合ってるの?
A.一部の区間に差異があります
ハイジノート | 実際の記録 | |
1区 | 1時間01分06秒 | 1時間01分06秒 |
2区 | 1時間06分04秒 | 1時間06分04秒 |
3区 | 1時間01分26秒 | 1時間01分26秒 |
4区 | 1時間00分54秒 | 1時間00分54秒 |
5区 | 1時間11分18秒 | 1時間10分54秒 |
6区 | 57分57秒 | 57分57秒 |
7区 | 1時間02分16秒 | 1時間02分16秒 |
8区 | 1時間03分49秒 | 1時間03分49秒 |
9区 | 1時間09分13秒 | 1時間08分01秒 |
10区 | 1時間08分59秒 | 1時間08分59秒 |
3区6区8区など、今年の箱根駅伝の区間記録も考慮されている反面、5区と9区が違うのですよね。
5区は今年区間2位で走った東海大の西田選手の記録、区間賞の1時間10分54秒が本当の区間記録
9区は、84回大会区間2位駒大堺選手の記録より1秒早い、このとき区間1位の選手の1時間08分04秒が区間記録。だいぶ差異がありますね。
ここは本戦に向けて何かの伏線かもしれません。
他に、本戦に向けての伏線の可能性があるシーンは?
本戦に向けて、忙しそうにする神童
王子「危ない、うっかり手伝いましょうかと言い出すところだった」
神童が休む暇がないのも、引っかかるような気がしますが、どう思いますかね?
まとめ
・カケルに走る区間のこだわりがない
・実際と5区9区の区間記録が違うこと
・神童がとても忙しそう
・ハイジの脚の状態が悪そう
・藤岡がどうカケルにいい影響をもたらすか
次回、1月2日まで本戦の朝まで、これまで以上に怒涛の1話になりそうです!